アメリカ軍実物のSV-2Bサバイバルベストです。
米海軍・米海兵隊の航空部隊向けのサバイバルベストで、航空機の乗員が墜落時などに必要な装備を携行するための装備となっております。
同時期の米空軍用のSRU-21/Pとは大きくデザインがことなり、ジッパー開閉式のポケットの中に様々なポーチがついた仕様です。
拳銃用ホルスターやサバイバルナイフ用シースやフレア用ゴムバンドなどがポケットの中に固定でついていて、そのほかにもストロボライトやAN/PRC-90サバイバルラジオやパラシュートカッターなどを収納できます。
年代によってホルスターの仕様がSV-2Bは異なりますが、こちらは1980年代初期以前のもののようで、固定でリボルバー用のホルスターがついた仕様です。M9などは入らない仕様です。対応するトイガンについては回答いたしかねます。
射出座席のついた航空機での使用か、ヘリコプターもしくは非射出座席の航空機での使用かでSV-2Bは改造して使用されますが、こちらは後者で、ヘリコプターもしくは非射出座席の航空機で使用されていたもののようです。
射出座席のついた機体での使用の場合は胸部のベルトがない状態で使われますが、こちらはカスタム品のベルト（通常は金属バックル付きのベルトですが、こちらはファステックス付きのベルトです）が取り付けられています。
射出座席のついた航空機では通常使用するCRU-79/P酸素レギュレータ用のポーチも取り付けられていません。
通常ヘリコプターもしくは非射出座席の航空機で使用する場合には株のレッグストラップは使用するはずですが、なぜかレッグストラップのDリングが取り外されてしまっています。
また、どういうわけかMX/991シリーズフラッシュライト用のホルダーも取り外されているようです。
サイズ：フリーサイズ
状態：中古。米軍実物放出品。6枚目の写真のようにショルダーストラップの付け根の1か所がほつれているので、直したほうがよさそうですが、現状はこのままで使用できます。使用感や汚れや多少のゴムバンドの伸びはありますが、特にジッパーの破損のような大きな問題はないので、状態は悪くはないと思います。
備考：色々と手のくわえられた品ゆえに、このような改造品もあったということがかわる貴重なものかと思います。あまりこのようなベルトに改造されたものはみないように思います。
